路線バス旅

wald-Bahn2005-06-12

台温泉から今日の目的地、胆沢城跡までは路線バスで行く事にした。


「男の中の男」という言葉が有るように、待っていたバスは、「バスの中のバス」
と言った様相の年季の入ったバスであった。


バスの画像を撮っていた事をきっかけに、運転士さんと話する事ができた。

「この辺の移動には車の方が便利なんだけどね」との話に、でも車だと折角の景色が流れるばかりですよね、と答えると、運転手さんは少し嬉しそうに笑った。
「そう。だからバスや列車は良いのさ。風景や町並み、乗客の土地の言葉での会話。
全て感じる事ができるものね。」


まさにその通りだ。それが旅の、そして路線バス旅の醍醐味だと思う。

その土地の空気と、お客さんと、土地の言葉を乗せてバスは走る。


台温泉から花巻駅前へ。//花巻駅前から北上駅前へ//北上駅前から八幡バス停へ。


3時間かけて辿り着いた胆沢城址は、昨日の撮影地の隣のバス停であった。

    
本日のバス乗車路線:全て岩手県交通 台温泉→花巻駅 560円 (花巻駅経由 賢治詩碑行) 花巻駅北上駅 620円 (富士大学経由 北上駅行) 北上駅→八幡  470円 (水沢駅経由 胆沢病院行)