武蔵野散歩

横顔。

ちょっと用事があったついでに、国立周辺を
ブラブラと歩いてきました。


国立、といえば鉄道総研(なのか?)。
鉄道総研には10年程前に、無謀にも就職試験を受けに
来たのですが、やたらと難しい筆記試験に撃沈したのと、
期待してた所内見学が全く無く、2重に落胆した覚えがあります。


今回は、かつてあった国立駅からの引込み線が中央線高架化
工事により無くなった様なので、様子を見に行ってきました。
国立駅から西へ歩くと、いかにも鉄道らしい曲線を描く道路
があります。これがかつての引込み線。現在は駐輪場として
活用されてるみたいですね。


駐輪場の入口脇の地図には、「引込み線」との記述が残ってます。

高架化が完成すると同時に、この付近は道路になってしまう
みたいですね。


駐輪場を突っ切ると、かつての踏切だった道路との交差が3本あり、
3本目の向うが現在の研究所の西側終点となってました。


10年前の試験後に自主的に(笑)外周の道路から研究所内を覗いた際には、
DD51やキハ22など、怪しげ(?)な試験用車両が留置してありました。
今回は車庫の中に車両があるのは見えましたが、どんな車両でどの位の
両数が居るのかは判りませんでした。
今回見かけた車両構造物は、この211系の輪切り。
恐らく長野で廃車になったサハ211の輪切りなのですが、ビリケン頭に
なってしまってるので、試験に使用した後なのかもしれません。


大した収穫も無く、東側へ。10年前はもう無かったですが、国鉄時代は
競技場のトラックの様に、研究所をグルっと回る周回線路がありました。
その東側は既にちょん切られ、架線柱だけがその名残となってました。

バス停の辺りで道路を横切ってた様子。


このまま駅の方にブラブラ歩いていったのですが、見事な木蓮の木を発見。

コレが個人宅に生えてるんだから、驚き桃の木木蓮の木です。


総研前に来ると、新幹線が鎮座してました。

「ひかりプラザ」横に据え付けられた951系(山陽新幹線用試験車)。
車内は一応展示館になってるのですが、見る人もなくガランとしてました。
それを良いことに、運転席に座ってみたりしましたが、アナクロ
計器に操作スイッチが並んでいて、隔世の感があります。


さて、散歩もこれでおしまい。
N先輩から「戦国」ことEF65 1059が運用に入っているよ!
という事で、府中本町に迎撃に出ました。
隣で撮ってた人と話しましたが、どうやらこの運用を最後に
引退するとの事で、JR化後に「試験塗装」となって以来、長らく
この姿で走ってたこの機体も、いよいよ見納めとなるようです。


後は大宮へ帰るだけなのですが、途中で気になったものを
見つけたので途中下車。
某T芝の府中工場に居たクモニ83。鉄道サイトで
鉄道総研からT芝に搬出された』
とのニュースを見ましたが、まさかそのまま有るとは思いませんでしたよ。

正面にヘッドマーク掛けみたいなステーが増設されてますが、完全体で
残ってるのは全国でもこの車両だけじゃないでしょうか。
T芝でお役御免になった後、最終的には鉄道博物館に入れて欲しいものです。