亀は意外と速く泳ぐ

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先日、題記の映画を観てきた。
亀ハヤ公式サイト

    
あらすじ 上野樹里演じる、亀にえさをやる以外普通の生活を送る 平凡な主婦が、スパイ募集のチラシを見て応募する。 そして採用後、指示が下る。その内容はスパイとして 目立たぬよう、「普通の生活」をすることであった。

これは結構楽しかった。ワッハッハ、というよりは、クスクスという笑いだが、
これがツボを突いていて楽しい。


また、劇中には沢山の「ヘンな人」が出てくるのだが、目クジラ立ててツッこむ様な
ヘンさ加減では無くて、むしろ「結構こういう人居るいる!」という様な
ある意味「一般的な」変さ加減なのである。


そんな「ヘンな人」の中で上野樹里が目立たぬ様に、まともな「普通の生活」を
すると、逆に目立ってしまうというパラドックスが非常に面白かった。
「普通」って一体どんな事なのか?普通で平凡な生活なんて、実は
存在しないんじゃないか?と考えてしまう。
上野樹里の演じた平凡さ加減もナカナカ。


単館でしか公開していないのが残念だが、久しぶりに笑いのツボを刺激され、
楽しめる映画だった。

エンディングテーマもいい曲だったなあ。