バス初乗り

伯耆大山の駅に戻るも、今夜の宿である米子行きの列車は1時間後だ。
暇に飽かせて反対方向の鳥取行きへ乗車する。時刻表から計算すると、
大山口駅までは行けそうだ。
大山口駅前は数件の商店がある、典型的な地方中間駅だ。
駅前のバス停を見ると、何と5分後に米子行きがやってくる。
10分後にやってくる米子行き列車で行ったほうが断然早いのだが、
ここはヒトツ今年の「バス乗り初め」を行う事にする。



バスは一路米子を目指すが、大山口駅から日野川までは国道を通らず、
わざわざ県道を通る。この県道、道幅1車線分の古い街道(住宅街)なのだ。
道が狭いので、バスは30キロ前後しか速度を出してないにも関わらず、
体感速度は80キロ位になる。しかも対向車はすれ違えないので、バンバン
退いて貰う、まさに殿様バスだ。
更に、この辺り、変わった地名が多く、次はどんなバス停なのか、
乗っていてワクワクするのだ。
「日吉津【ひえつ】」、「車尾【くずも】」などは最たるものだ。
どうしてこの様な地名になったのか、一度知りたいものだ。


思いもよらぬ楽しいバス旅に満足、納得の1時間であった。