洗練。

訳あって組合の運動会へ出席。去年は縄跳び、
今年はよりによって綱引き要員にご指名だ。
何でも「若いから」だって。
ワシャもう歳なんだが（コホコホ）

そんなわけで９時半に集合してまずは練習。
なんだか血色の良い爺様がやってきて指導する事には、
・綱引きは腕力ではなく頭脳プレーで勝てる
・綱に対して平行に両足で踏ん張る
・腕で引張るのではなく、常に両足を地面につけた状態で腰の上下で引張る
などなど。
実際に実演してみせて、全員が綱にしがみついて引き方を練習させられると
ナルホド、勝てそうな良い感じである（ふむふむ）

そんな付け焼刃で勝つものかと思ってみたが、実際に１回戦を闘ってみると
難なく勝ててしまった。２回戦もあっという間に勝ててしまい、３回戦。
準決勝とはいえ、相手は強豪で実質の決勝とのこと。
ここでは流石に練習量の違いか、息ピッタリの相手にやられてしまったが、
今日初めて顔をあわせた連中で、準決勝まで行くとは爺様の指導も大したものである。

世の中には色々な出来事に対して、最適なスタイルというのがあり、
それは常に洗練される事で、より良い方向へ変化してゆく。
たとえ綱引きヒトツにしても、だ。

そう考えると、運動会の是非はともかく、世の中ってのは面白いなぁ、と
思うものである。