スバラシキバス(第17-2回 長崎バス飯香の浦線)

wald-Bahn2009-08-09

飯香の浦線の巻、その2です。
飯香の浦線 その1


撮影も終わったので、飯香の浦に行って、次のバスで
帰ることにしました。
飯香の浦バス停はいつもの佇まい。
さっき行ったバスが停車しています。


折り返しのバスまで1時間程あったので、浜辺でビールでも
飲むことにして、ショップいかのうらでビールとポテチを購入。
浜辺へ向かいます。
すると、茂木・大田尾線撮影時にも見えたバスが止まっています。

こんな所に何故?と思ったのですが、廃車というには新しいし、
団体にしては人気もないし、手がかりも全く無いので、「変なの」
と思って通り過ぎました。


さて、ビールも飲んだし、そろそろバスの時間なので飯香の浦
バス停に向かいます。すると先程のバスは止まったままですが、
運転手さんもおらずエンジンも止まったまま。
暑いし早く来て開けてくんないかな?と思ったら、おもむろに
先程の浜辺に居たバスがやって来ました。


あれれ?と思う間にバス停に据え付けてドアオープン!

バスが2台並びましたよ。


先程からバスを撮ってるのを見てたらしく、運転手さんが
「バス好きなん?」と話しかけてくれました。
そこから出発までの時間をお話することが出来たのですが、
やはりネットでチラホラ噂になっているので、わざわざ乗りに
来る人が結構居るとのこと。
まあ、わざわざ写真撮りに来てる自分みたいなのも居ますし(汗)


話のついでに、バスが2台並んでいる事を聞いたら、先程の
バスの運転手さんは自分の車で帰ったとのこと。
で、このバスの運転手さんはと言えば、やはり自分の車で
出勤してきてコレからが今日の乗務開始とのこと。
普通はバスは営業所にいて、そこから出庫してくるのですが、
どうやらこの路線は浜辺のあの場所が車庫のようです。
点呼の話は聞きませんでしたが、おそらく営業所で点呼を受けてから
自分の車でココへ来るんでしょうね。
それにしても面白い運用方法です。


その他にも運転の話を聴いたのですが、この路線を担当するに
当たって、練習などはあったのかとお聞きしたら
「特にないよ、明日からここ(飯香の浦線)運転してね」
だけだったそうです。今は社内教育もしっかりしているので
違うようです。
また、数年前まではヘアピンカーブの関係でワンステップ車が
入れなかったそうですが(イン側で底を擦ってしまう)、
道路側を一部改良することで、ワンステップ車の運用が
可能になったとか。それでもノンステップ車の運用は無理だし、
ワンステップ車でも大回りしないと擦ってしまうのだとか。
対向車を待たせててでも大回りするのは、そういった理由から
とは、聞いてみないと判らないものです。


他にもこの路線は冬に雪が積もるので、スタッドレスにチェーン巻いて
走るとの事。「今度は是非、雪の1月に乗りに来てくれよ!」
と話してくれました。
雪道で狭隘なカーブで坂道なんて、トップレベルの運転技術が無いと
無理ですね。そんなプロの技をまた見に来たいと思います。