リヤル。

鉄塔

唐突に本を読みたくなる時期というのがあって、
そんな時は目に付いた本を、とにかく買って
読んでいます。


今回はまたその波がやってきたので、
この本を読みました。

悪人

悪人


最近の本は、ずいぶんリアルになったなというのが
感想です。この本も、九州北部の話ですが国道263号線
だとか、モスバーガーとか、セブンイレブンだとかが
普通に記述されています。今までのは「コンビ二」だとか
書いてあったはずです。


地名などは今までの小説でもそのまま出てきましたが、
店の名前が直截的に出てるのは記憶にありませんでした。
その分、読み手の方としても小説と事実の間の敷居が低くなり、
現実味が増す効果がありそうです。


その分、感情移入もしやすくなるのか、
読んだ後、何人かの登場人物の気持ちになってしまい、
なんともやるせない気持ちになってしまいました。


リアルすぎるのも、ちょっと困りモノですね。