米国式歯医者。

ずいぶん前から歯が痛むなぁ
と思ってたので、歯医者に行ってきました。


外国でガイジンの先生に診てもらうなんて不安だらけだぁ!
となるのでが、会社の人に日本人の助手さんが
いる歯医者を教えて貰いました。とりあえず安心。


いきなり隣の診療所と間違える失敗もありつつ(苦笑)、
ともかく診察台に着席。痛むエリアを聞かれて、熱い物、
冷たいものを食べたときにどうなるか、痛みの持続時間は
どれくらいだ、と問診をされて、あとは実際に液体窒素
冷やした金属を歯にあて、次は熱したものを歯に当てて、
対象の歯を絞り込みます。
 更に電流計みたいな器具で歯神経まで虫歯が到達しているかを
調べます。よく判らないけれど、電流値が段々上がって行くと、
歯神経に痛み信号がじわじわ行くので、その痛いと感じる
段階の早い遅いで、神経までの虫歯の進行具合が判るようだ。


そしてここでレントゲン撮影。日本だと放射線管理区域に指定された
箱に入れられて撮影しますが、コチラは診察台に座ったまま、
鉛のエプロンを着せられて、ハイチーズで撮影。
先生は診察室の外(廊下)にある撮影ボタンを部屋から半身を出して
撮影してました。ええんか、こんなテキトーな管理で(笑)。


という事で撮影して診てみて先生曰く
「お前の歯は死んでいる!」(ケンシロウ風に)
ですと。正確に言えば、歯神経が死んでいるとのこと。
歯神経を殺す処置をしていない歯なので、ビックリしましたが
ぼちぼちある出来事だとか。
微妙なのが「almost dead」という事。じゃあ治療次第で復活
するのか、もしくは治療したら残った部分で痛いんじゃないか?
なんて思いましたが、先生は「復活のチャンスはゼロだね」と
ストレートな答え。さすがアメリカ人。


結局、歯を開けて(今ある詰め物を外して)神経線維を除去して
薬をつめて、被せ物をするのが治療方針とのこと。
「このまま放っておいてもいいけど、今より痛くなるだけだよ」
とズバリ言われたので、その方針でやって貰うことに。


実際に詰め物を外してみたら、歯神経はalmostじゃなくて
100%死んでいたとのこと。
今日は神経線維の除去を行い、薬を詰めて、仮のフタをして終了。


驚いたのがその治療費。
ビックリしないようにと、診療方針を説明されると同時に、
何々の治療で何ドル、これをこうしたら何ドル加算と、ビジネスライクに
金の話もします。
で、今日のところは〆て950ドル。日本円で7万円超! \($д$)/
もちろん何割かは会社で入っている健康保険から支払われますが、
噂に違わず凄まじい医療費でした。
ちなみに次回の被せ物で1000ドルになると言われています。
歯一本治して大卒初任給が吹っ飛ぶって、どうなのよ?


いやはや、恐ろしい国です。