Amtrak40周年(その2)。

wald-Bahn2011-05-08

実際は日帰りのワシントン旅。でも話が長く
なったので、今日に繰越しです。


さて、次の車列に移動します。
こちらも、個人所有の客車が並んでおり、
展望食堂車や豪華寝台車、車両内とは思えない
バーがある車両などが並んでいました。
どれも古い車両でしたが、エアコンは装備しているので、
ちゃんと近代化改造はされているようでした。


<架線検測車‥ではありません>


それにしても、マホガニー材をふんだんに使った車両とか、
現在の燃焼保安基準は満たさないだろう車両ばかりでしたが、
特例でもあるのですかね。
税制面でもどうなるのかな、なんて妙に現実的な心配をして
しまいました。そんな事考えるミミッちい人はこんな車両
所有しないんでしょうね(笑)



さて、最後の車列はついで?なのか、近所の通勤列車が展示されて
いました。バージニア州の鉄道公社VREの2階建て客車と、
メリーランド鉄道MARKの2階建て客車で、偶然か共に日本製。


まずはVREの客車で日本車両製。ギャラリータイプという
吹き抜け構造の2階建て客車。2階は袋小路になっていますが、
車掌の検札は吹き抜けを使ってやるので、楽チンです。


こちらはMARKの客車で、川崎重工製。日本の2階建て車と
ほぼ同じ構造で、上下階は完全に分かれています。
ロングアイランド鉄道向けも同様の構造です。


とまあ、通勤列車を見に来る奇特な人はあまり居らず
このブースはさすがに閑散としていました。

ココまでたっぷり2時間半かかり、これにて見学ツアーは終了。

並んだ車両を眺めて会場を後にします。


駅のコンコースは、来た時よりも人が多くなり、押すな押すなの
山手線状態になってました。それでもまだ車両展示に向かう
人の列が並んでいて、思わぬアメリカの鉄道人気にビックリでした。


駅の広間では、パネル展示もしていました。
一向に進まない、米国の高速鉄道計画ですが、高速鉄道計画を
推進すると、雇用を促進し、環境に優しく、素早く快適な
移動を提供できる、という内容が、300系新幹線の写真と共に
説明してありました。


そしてバンドショーもやってました。この時は何故か
「汚い歯」という歌を歌ってて、ドラムの兄さんは
歯ブラシでドラムを叩いていました。

最後に、Amtrak40周年の歴史の冊子を購入。
ベッキーと名札をつけた娘さんに「最後の一冊だったわよ」
と言われてラッキー!と無邪気に喜んで、今日の日は
暮れてゆくのでした。


おわり。