しなの旅（dayⅠ）

朝８時４５分。平日なら丁度出社した所だが、今日は
上田西高校の裏の土手に居る。曇天の上、少し風が
冷たい。さすがは信州だ。


今週も早起きをして旅に出た。今日最初の狙いはＥＦ６４
牽引のタンク貨物列車。ここ西上田と２つ隣の坂城には、
この地域のガソリンや石油の供給元となる石油ターミナルがあり、
はるばる首都圏からタンク車で運ばれてくるのだ。

坂城オイルターミナル


昼前後の２時間の内に上下４本が運転されるという撮影効率の良さが魅力だ。


ロケハンを兼ねて西上田〜坂城と巡ると、待機中の機関車は国鉄色の６４だ。
これは幸先がいい。特に坂城にいたEF64 45は今年度中にも廃車が噂されるカマだ。
目をつけておいた坂城〜戸倉の中間で２本、坂城〜テクノさかき間で２本を撮影。
晴れれば篠ノ井行きは逆行で目も当てられなかっただろうが、曇天のお陰で上下列車
共にshootする。
この間全て徒歩で移動したので、既に１０キロ程踏破。睡眠不足と相まって
かなりの疲労度だ。


午後からは飯山へ移動して信州バスを撮影する。わざわざココまでやってきたのは、
長野電鉄グループのバス会社で唯一、信州バスには三菱の路線バスが３台運用
されているという事だ。しかも、その１台は神奈川中央交通のデモ車流れだと言う事
である。
神奈川県、いや全国有数のバス会社である神奈川中央交通（神奈中）では
２０００台近くのバスを所有し、その７５％が三菱車である。三菱ふそうに
とっては超お得意様であるので、新型エアロスター登場の折には、神奈中仕様を
製作して、評価をしてもらったと考えるのが自然であろう。
そのバスが神奈中には納入されずに、信州バスへ流れてきた。その経緯は不明だが、
信州の地に神奈川仕様のバスが走っている、というのも中々面白いではないか。


さて、飯山は生憎の大雨。だが、駅前の信州バス飯山営業所には、
お目当ての神奈中仕様のバスが！！



正面窓右下の小窓が神奈中仕様の証し！！


ISO400のフィルムのお陰で、荒天にも関わらず無事に撮影。
木島車庫でも残る三菱車２台を撮影。ミッションコンプリートだ。
日も暮れてきたので、撤収する。

本日の乗車バス：
①．信州バス　1980　日野ブルーリボン'93
飯山営業所→木島（木島駅・関沢経由　野沢温泉行き）


②．信州バス　489　日野ブルーリボン'92[元川崎鶴見臨港バス]
木島→信州中野駅（柳沢・高社中学経由　信州中野駅行き）