高橋名人。

ゲッ!

ずーっと具合が悪い。気分はイイ。食欲もアル。
ただ、ちょっと無理すると倦怠感が襲う。
その原因は二週間目に突入した口内炎のせいではないか?
その疑いを晴らすべく、今日は口腔外科とやらへやって来た。


実の所先週末にも来たのだが、「飛び込みお断りです」と
にべも無く返されたので、予約して今日に漕ぎ付けた訳だ。


受付を終え、治療室に案内されると、やって来た先生は高橋名人そっくり。
状況を説明すると、頷きつつ、早速口内炎を触診。
口内炎のあちらを押しては「痛いですか?」と聴き、コチラを押しては
「痛みはありますか?」と尋ねる。そんな感じで口内炎がまるで
Aボタンかの様に16連射されたのであった。


でもってだ。
口内炎は、唾液の出る泉(?)が何らかの理由で閉ざされてしまった為、
いわば水脹れのように唾液が皮膚下に貯まってるとのこと。
「まあよくあるですよ」だそうだが、人生32年初耳なんですが‥。


今日は針で穴を開けて中の唾液を出して、消毒して終了との事。
プツプツと5箇所程穴をあけて、出てくる血をガーゼで拭くわけだ。


最後に血が止まるまで手で抑えるのだが、そんな軽作業を先生自らやるワケが
無く、歯科助手眼鏡っ娘が押さえにやって来た。
別に知り合いでもないので、眼鏡っ娘と見詰め合うわけでも無く、お互い
天井やら蛍光灯やら歯科器具を眺めて、視線を外す微妙な時間帯が続く。
押さえる事5分経過。流石に圧迫されつづけているので、唇も痛くなって
来たし、いい加減止めてくんないかな〜 と思うのだが、眼鏡ッ娘
万力のように唇を抑えつづける。

そんなに抑えたらアナゴ君みたいになっちゃうよ!
と思いながらも、口を極められてるので何も言えず。タップすれば許してくれるの
かな?ってな思索がよぎります。そんなコチラの気も知ってか知らずか、同僚の助手嬢と
「何時まで押さえてればいいのかしら?」などと話してる眼鏡助手であった。
アンタが判断するんジャイ!ヽ(*`Д´)ノグォラァ


ここでようやく高橋名人が来て解放される。
ってな事でアナゴ君にならずに済んだのだが、唇が痛い今日この頃だ。