ぐるり島原半島(九州旅 day3)

島鉄バス@口之津

朝6時半起きで寝台特急「あかつき」の撮影だ。
地図で下調べしておいた肥前長田で下車。行ってみると
田んぼの中の直線だが、順光側に架線柱が建っている。
残念ではあるが、ヒガハス*1っぽいのでそう思ってヨシとする。


撮影後は島原半島一周へ出発だ。諫早からは口之津行のバス。
雲仙普賢岳の西側をぐるりと半周するこのバスは、国道57号、251号を
経由して、口之津港へ向かう。
ちなみに口之津は、昨日行った天草へのフェリーの出発点だ。
国道はすっかり整備され、何の隘路もなく淡々と海沿いを走る。
景色は綺麗だが、いささか退屈である。


こういった日本の海沿いを走ると、家屋や物置の壁に決まって「神看板」が
掛かっているのだが、古くからのキリシタン信仰の地の為か、はたまた
「神看板」の中心地・福島県から遠い為か、全く見当たらない。

<神看板>
脱線ついでに言えば、レストランの女性従業員が首から十字架を下げていたが、
コチラ関東なら「キリスト教徒でも無いクセに」と思うのであるが、
天草・島原の地においては妙な納得感が得られたのは気のせいだろうか。


さて、口之津に着いたので、島原の乱一揆勢が篭城した原城跡へ向かう。
史跡のくせに原城は、案内が無く、更に駅から遠回りしないと登れないので、
流石の俺も道に迷い、農家のオジさんに道を聞いてしまった。
原城一揆勢3万数千人が、篭城破れて斬殺(女子供の区別無く)されたところで
あるが、およそ二百年を経た今日は、春の陽気に穏やかな佇まいであった。

<出城・天草丸より原城を望む>


島原鉄道の終点は、口之津から2駅西の加津佐であるが、ソコまで戻る時間と足が
無いので、全線乗車を諦める。でも、悔しいので、一駅だけ戻って、白浜海水浴場まで
歩いてから南島原へ行く。南島原島原鉄道の車庫であるが、折り良くトロッコ列車と、
懐かしの国鉄色島鉄色のキハ20がやってきたので、水辺と絡めて撮影する。
カッコイイネッ!

<キハ20@南島原島鉄本社前


今日の島原半島一周には、島原鉄道から発売されている
島原半島遊湯券」3000円也を使ったのだが、
なんとこの乗車券、島鉄の鉄道・バス・フェリーが一日乗り放題なだけでなく、
何と、ナ・ナ・ナント!指定のホテル・施設で温泉にも入れてしまうのだ!
とはいえ、何故か大々的には宣伝されておらず、俺も諫早で訳知りのアンちゃんが
購入しているのを見て、買った次第だ。
という事で、ココで大きく宣伝しておく(笑)
島原半島遊湯券」は便利ですゾ!!


‥‥ってな経緯で、南島原の「海望荘」で海の見える(海からも丸見えだ)露天風呂に
つかり、疲れを癒したのだった。
最後に諫早まで島原鉄道に乗って、島原半島一周旅を終えたのだった。


明日は寝台特急「富士」を撮影。またまた早起きすっと!

本日の乗車バス ①のみ完乗
① 諫早口之津駅前(小浜経由)
  島鉄バス口之津(営) 26-96 日野ブルーリボン'94


② 原城駅前→口之津駅
  島鉄バス島原(営) ・251 日野レインボーノンステップ


③ 68 博多交通センター→港一丁目(キャナルシティ・天神経由 福浜行)
  西鉄バスももち浜(営) 5018 西工中型ロング '96


④ 68 港一丁目→博多駅前(キャナルシティ・天神経由 博多駅前行)
  西鉄バスももち浜(営) 5018 西工中型ロング '96

*1:東北本線 蓮田〜東大宮間の有名撮影地