神の島遥か国 その2。

島のニャンコ達。

以前、攻略に失敗した石巻南東の田代島リベンジ(←click!)
今日は果たしにやってきたゾー!心配された天気も昨日の雨降りが止み、
何とか今日一日は持ちそうな勢い。ソレよりも重要なのは船!
前回の全ての敗因が船の運休であったので、事前のネットでの運航状況はもちろん、
当日朝の運航状況確認の電話までして、まさに万全の体制で出発だ。


oさんと待ち合わせて仙台から電車に揺られる事2時間。石巻に到着だ。
バスに乗り換えて石巻の乗船場に着くと既に船は入港中。
というか、乗船開始してます��(゜Д゜)
慌てて窓口に行くと「乗船券は船内で買ってください」とのこと。
フェリーというか、『みどりの窓口』の無い簡易駅みたいなで、庶民的?な感じだ。
船は石巻→田代島→網地島あじしま)という航路で、田代島は
北の大泊港と南の仁斗田港に立ち寄って行く。とりあえず大泊で下船して
仁斗田まで散策する事に。


で、揺られる事40分。大泊に到着。oさんと下船するや否やフェリーは速攻で出港。
船に乗船してる全ての皆さんに見送られる、というか、置いてけぼりにされた感バツグンの
出港風景。しかも我々2人の他に降りるヒトもなく、わざわざ我々の為に入港した様だ。
(ちなみに帰りの船は誰も乗下船しないので通過しますた)


そして、フェリーの船着場なんですが‥‥
切符売り場はおろか、建物一つありませんよ!( ゚д゚)ポカーン …
あるのは魚網置き場と数件の民家。北海道の無人駅前みたいだ。
あまりにも何も無いので、写真撮るのも忘れてしまった(汗)。
ともあれ、気を取り直して今日の最大の目的地、ネコ神社へ向かう。
港から坂を登りだすと直ぐに森の中へ。蒸し暑いので熱帯のジャングルに
いるかの様だ。トカゲやヤモリが小道を横断してるし。
oさん曰く「遭難ごっこみたいだ」と。
まさに言いえて妙。ファイナルアンサー正解!


さて、地図では2〜30分掛かるとおもったネコ神社には、アッサリと到着。
「まさかアレじゃないよね?」と言う程の小さな鳥居と祠が鎮座ましましている。
猫缶が一つお供えしてあって、ケータイサイズの賽銭箱が祠の前にあるだけ。
もっと大きい祠、と言うか社(やしろ)を想像していたし、全国のネコ好きが
訪れる、メッカの様な一大ネコ聖地かと想像してたので衝撃度大ですよ。


とはいえ、この神社の起源を紐解くと、それもそのはず。
この島の漁師さんが、「大漁をまねく」という事で、猫を昔から大事にしていたのだが、
ある日漁の準備をしている時に、ハンマー代わりの石が砕けて近くの猫を傷つけて
しまった事から、猫神社を作ってお祀りしたというのが起源なのだ。
今でも漁のシーズン開始時にはマグロをお供えするのだとか。
いわば地元の氏神様なので、絢爛豪華なわけでもなく、観光用に整備するわけでもなく
お祀りしてあるという状態なのだ。
そう思えば、これはこれで正しい姿なのだと納得できると言うものだ。


ということで、あっさり公式参拝も済んだので、仁斗田へ向かう。
今日のもう一つの目的は、島のノラ猫探訪なのだが、今の所1匹もみかけていない。
ついでに言えば昼飯も食べたいので、定食屋なんてあると望ましい。
と、着いた仁斗田港は大泊にはいなかった漁船も多数停泊してるし、ヒト気もあるし、
民家も、漁協もあるゾ!ニャンコも寝そべっているゾ!あとは飯屋だが???


飯屋なんてねぇょ (ノД`)ウェーン


流石にキツいっス。当初は2時間後の船で帰る予定だったけど、予定を繰り上げて
20分後の船で石巻へ帰ることに。
その20分で、猫を探して民家の裏道へ。すると、ああ一匹居たね、その影にも
もう一匹、あの扉の前に2匹‥‥と、わらわらと現れます。
何も帰り際になってそんなに現れないでもいいのに‥‥‥。
でも、呼びかけてもこちらには来ないし、かといって逃げないし。
猫とヒトとの間にきちんと距離を置いている感じで、それはそれで良いんだけど
ニャンコに構いたかった我々としては、ちょっと期待ハズレな結果に。


そんなこんなで石巻へ。
駅まで歩く間に、首輪をして繋がれた黒ネコが路地の角に。
指を出すと、フンフンと匂いを嗅いだので、コレ幸いと耳を引っ張ったり、
肩を揉んだり、秘技・猫背マッサージ!をしたりして、ニャンコを構い倒しました。
ふと顔をあげると、飼い主らしきオジさんとばったり。w(゜Д゜)w ワォ
会釈すると、ネコ好きが分かってくれた様で、向うもニッコリ。
やれやれ、よかった〜。


ってな事で無事リベンジを果たしてきました。
ニャンコ写真も撮れたし。
楽しかったし。
良い一日でしたとサ。

本日の乗車バス
 石巻駅ニチロ前(市内経由 門脇行)
 宮交石巻バス 三菱エアロスターMM