写真展に見るDNA。

チケット。

一昨日の事だが、恵比寿で写真展を見てきました。
「写真家集団マグナムが撮った東京」という写真展で、
戦後すぐから現在に至るまでの60年間、マグナムが
撮った東京の姿をまとめたものです。
click!→東京都写真美術館


人々の普通姿が収まってたり。幾つかはハッとする構図や画が
あったりと、写真撮りの端くれとしては、随分と刺激を受ける部分が
ありました。


ついで、といってはナニですが、日本の写真開拓史「夜明け前」というのも
見てきました。外国人から写真技術を学んだ日本人達が撮った、初期の
写真。博物館等に保存されているものは意外と少なく、個人の所蔵と
成っているモノも多いという。それらの中で、今回収集できたものを
展示したのがこの写真展。
しかし、この写真展はそれだけではなく、当時の写真師が誰で、誰に師事し、
いつ頃何処に開業したのか等、写真の初期の歴史としても重要な資料である、
とのこと。そういった歴史を掘り起こしている人達も居る、と言うのに
感心しました。


んで、そこで見た写真の1つですが、明治22年の大日本憲法発布時の
青年達が憲法制定に喜んでる集合写真がありました。大部分のヒトは
洋服(学ランみたいな奴=兵隊?)を着てるのですが、中にはアイヌ服の
ヒトも。で、笑ったのが、洋服の一団の数人が、髷ヅラをかぶっている事!
明治になって22年の段階で、既に髷ヅラがあった事と、それを既に
面白がってかぶってるヒトが居た!!
日本人の髷DNA恐るべし!!!
写真の歴史よりも、髷ヅラにも歴史があったというその事に、
歴史の重みとロマンを感じてしまいました。


‥ってのは大袈裟カナ?