日窒鉱山(その1)

鉱山道路入口。

鉱山町、と聞いてちょっとハァハァしちゃう人、
居ますよね。かく言う私もチョットそのケがあるんですが。


という訳で先週の小海線の帰りに、以前から狙ってた秩父
鉱山町へ行ってきました。正確には埼玉県秩父市中津川字小倉沢
という地名なのですが、その筋に人には「ニッチツ鉱山」として
有名なのだとか。私はとある雑誌やHPで見たのですが、未だに
鉱山住宅が残り、その多くは廃墟と化していて何とも
「イイ」雰囲気を醸し出してます。


ここへ行くのは甲府からすぐ!雁坂トンネルが開通したので楽勝!
と勝手に思ってたのが大間違い。甲府からざっとした距離でも
60kmもありましたよ。しかもソコから大宮まで更に100km。
意外に遠くて、朝4時から起動の身には遠すぎる距離‥
ともあれ頑張って行くことにしました。


ニッチツ鉱山へは国道140号から分岐して入っていくのですが、この
分岐付近に現在建設最終段階の藤原ダムがあります。この時はまだ水を入れる
前だったのか、ダムにより水没する県道210号線の旧道がくっきり
見えてました(泥まみれの下方の道)。

付け替え新道は対岸、つまり写真を撮ってるこっち側に立派なものが
あるのですが、それよりヤバイのはダム周回道路となる対岸の新しい道路!

桟橋で山肌を通過してますよ!!!これは怖い!怖すぎ (((゜д゜;)))


さて、鉱山の方へと進むと、ロックシェッドの前に中央分離帯が突然出現。
というか、あの木を生かす為にわざわざ中央分離帯を作って木を切らずに
残しています。由緒ある木なのか分かりませんでしたが、すごいね。
でもブラインドカーブの立ち上がりにコレはビックリします。

さらに鉱山へ向かうと、分岐が現れます。

真っ直ぐ行くと中津川林道
右に曲がるのが県道210号で鉱山方面へ向かいます。
どう考えても逆なのですが、とにかく超!分かり辛い分岐。
ご多分に漏れず、私も真っ直ぐ行ってしまいました(汗)

そんな困難(?)を乗り越えると、いよいよ登場ニッチツ鉱山!
狭い谷の崖にへばりついて工場が建ってます。

違いの分かるゴールドブレンド諸氏(?)には分かるのだろうけど、
この手の山肌へばり付き系の工場は、何となく怪しげな『秘密工場』
めいた所があって、ソコに激しく惹かれてしまうのデス。
類似工場としては、東邦亜鉛安中精錬所とか、日立金属安来工場かな。


怪しげと言いつつも、工場は絶賛操業中です。
秩父事業所資源開発本部ということみたいです。
工場といえばコレ、『安全第一』の幟がひるがえってます。


振り返ると道路の反対には会社掲示板と保安掲示板が並んでます。
奥の木造倉庫がまたイイ味出してます。


そしてその隣にあるのが、知る人ぞ知る秩父鉱山簡易郵便局
日曜だったのでシャッター閉まってますが、平日はバリバリに
営業中。にわかにはそう思えないヤレ具合がまたいい感じです。

さて、今日はここまで。
ココから更に奥へ行くと、『廃屋満タン』になるのですが、
その様子は次回。