山形そばツアー。

地酒とさくらんぼ。

職場の先輩同期後輩で、山形まで蕎麦をうちに
行って来ました。会社の先輩のかつての同僚が
現在山形でそば粉の卸をしてるとの事で、
そこにお邪魔します。


東京から山形新幹線に乗るなり、もちろん酒盛り開始。
福島を過ぎる頃には、全員だいぶ出来上がってきました。
山形盆地に入ると、さすがフルーツ王国。車窓に見える
山肌にはビニールハウスがへばりついていて、初夏の日差しに
ギラギラと乱反射してます。思わず
「何か、ソーラーレイシステムみたいですね」
と言った所、向かいの席のIn先輩が


「そこのムサイ、影を落とすな!」


と即答。ああ、こんな所に同類項発見!でも良かった。誰も反応しなかったらどうしようかと‥。
そんなこんなで、連邦軍の設計陣は何人居るのだとか、会議はジャブロー第1032会議室とかで
やるんですかね?なんて、下らない話をしてる間に山形到着〜。


さて、今日の本題の蕎麦打ちです。
社長さん直々の指導で2人ずつ4班に分かれて蕎麦を打たせてもらう事になりました。
私は同期のK村君とタッグ。彼はこの日の為に、蕎麦ドコロ長野から遠路参戦です。
 さて、今日の蕎麦の割合ですが、我々全員初心者なので、73ソバ(そば粉7:小麦粉3)に
する予定でしたが、社長の「多分大丈夫でしょう」という話で急遽82ソバに変更。
ハードルが急に上がりましたよ。

ともかくもスタート。まずは水回し。
粉に水を2/4、1/4、1/4と少しずつ分けて入れていきます。
その間もダマに成らない様に手早く掌でかき混ぜます。

<水回し>


水を入れてある程度まとまったら、そば粉をヒトツにまとめます。

<まとめ>


そして、菊練り。ココでの練り具合で出来にも影響が出てきます。
 まとめたソバ粉を片手で伸ばしつつ、もう片手で丸くまとめます。
綺麗に手早くやると、菊のつぼみみたいになりますが、我々初心者は
ジャガイモみたいなモノが出来てしまい焦りました。
 ちなみに写真は社長さんがお手本でやってくれたモノ。

<菊練り>


練り終わると、いよいよ延ばしに入ります。
麺棒でコロコロと真円になるように延ばします。
Φ450mm位に成った所で、四隅を出して四角くなるようにします。

<四つ出し中>


均等な厚さに成るように、麺棒へかける力も左右同じにしなきゃ
ですが、どうしてもどちらかに力が入るので、延ばしにムラでて、
腰のくびれが出来たりします。

ムキになって真四角を目指すと、かえって薄い所は更に薄く
なり症状が悪化するので程々の所で諦めるのも肝要です。


さて、700mm角位になった所で、畳んで切る準備

<野郎ども、畳んじまえ!>


後は包丁でリズミカルに切るべし切るべし!!
打ち粉を振りながら、なるべく細く成るように切ります。
打ち粉を振ってても、包丁にソバがこびりつくので、リズミカルさも
調子が狂って、細い太いのムラが出来てしまうのが悔しい所。

後半はだいぶ良い調子で切れましたが、最初の方は「きしめん」状態に‥


後は班ごとに茹でて完成です。
茹では大事な部分ですので、社長夫人自ら茹で上げてくれました。
そして、ついに完成!!

<できた!!>


いつの間にか各班対抗の出来栄え審査会となりましたが、ソバ茹でマスターの
社長夫人が各班の麺の細さ、美味さを厳正に審査した結果、我々チームが
最優秀ソバに選ばれました。ヤッホー!!
上の写真に飾られてるソバの花は、いわば金メダルみたいなもの。
別に賞品はありませんが、何か嬉しいですね。

決め手となったのは、やはり麺の細さ。
太い細いのムラが少ないのが、ノド越し的にも美味しく感じるという事で、
いかに細く切れたかどうか。そこがポイントでした。


ってな事で、各班のお蕎麦を突っつきながら、地酒とさくらんぼを頂いて
満腹満足大団円でした。やはり蕎麦に日本酒は合いますね。


ってな事で、山形蕎麦ツアーも終了。
休日にも関わらず、対応して頂いた社長夫妻には感謝感謝です。
ありがとうございました。