定例会(三岐鉄道編その2)

wald-Bahn2008-10-05

昨日天気は何だったの!
と言うほど今日は雨雨しとしと。


嘆いても仕方ないので、まずはJR富田に行ってみます。
ヤードには何両かの貨車が留置されていますが、その中に
見慣れた色の機関車が居ました。

<元秩父 デキ203>
中部国際空港の埋め立て時に、骨材輸送の為に三岐に
移動してきた秩父のデキですが、こんな場所に居たのですね。
車輪はさび付いていて、長らく動いた形跡がありません。
このまま朽ち果てるには勿体無いのですが‥
このままでしょうね。


さて、フライアッシュの貨物が走りそうなので、昨日の撮影地へ移動。
現地に着いてすぐさま貨物がやってきました。やれやれ。

フライアッシュ貨物>


撮っては移動し、移動しては撮ってで、貨物博物館のある丹生川駅へ到着。
保々駅で追い越した先程のフライアッシュ貨物を撮って、隣駅で交換する
セメント貨物を撮る為に鉄橋へ速攻移動!!

<セメント貨物>
まあ、何とか撮れました。
そんな感じでバタバタと撮影をしてきたのですが、ここで漸く一息。
特に下調べをしてきたのではないのだけど、貨物鉄道博物館の月一回の
開館日に当たったので、展示車両と共に、館内を眺めてきました。
何と言ってもビックリなのが特大貨物線用車シキ160。

<シキ160>
周囲の様子からはどうやって運び込んだんだ?と思うほどドデカイ車体を
間近で見れるのは大した物です。その他にも修復中の貨車だとか、2軸貨車が
たくさんありましたが、ブッたまげたのが名鉄のト200。
何とブレーキシリンダーを装備してないので、連結器下のホースから入った
ブレーキ用の空気がそのまま反対側の連結器下から出て行きます。
こんな引き通し管ありかよ??? って思いますが、「アリ」だったんですね。
運転する方は、ブレーキ利かない車両が編成中に混ざるのだから、停車の際には
相当神経使っただろうなぁ、といらぬ心配をしちゃいました。


さて、終点の西藤原に向かって付近を散策したあとは、東藤原で下車。
ここにもデキ202が居ました。コチラは細々と入換えに使っている様で
車輪もサビが落ちてます。

<元秩父 デキ202>
帰ってからネットで調べた所によると、冬季はスノープローを装着して
入換えを行うのだとか。ちょっと見に来たい光景です。


最後に伊勢八田で下車。ここは廃車間近(廃車済み?)の余剰貨車が
大量に留置されていました。社名変更して10年経った最近になって、
貨車の社紋板の取替えが急速に始まったので、現役車両はずべて
太平洋セメント」の社紋板が取り付けられました。
逆にかつての秩父セメントなどの旧社紋は、消すように指示があったのか
廃車予定車も旧社紋が塗りつぶされ、更に褪色も進んでいるので
構内は何か墓場の様な異様な雰囲気に。

<ホキ10000>


その奥には東武の電機が転がってました。コイツも復活はありえないのでしょうね‥。

<元東武5080>


そんなこんなで怒涛の三岐土日強襲は終了。木曜発案にしては見れるところを
見れたのかな、と思いました。
 しかし当り前の事ですが、新幹線とか飛行機とか、金に糸目さえつけなければ、
日本全国どこへでも意外と行けるもんだなぁ。とつくづく思いました。
もちろん問題は、その糸目をつけちゃうモノ なんですがネ。