新津製作所公開(新潟旅day1)

宙吊り。

新津製作所が公開になる、というので行ってきました。
前に行ったのは新潟県在住の頃なので、もうカレコレ
5年も前のことになっちゃいます。
当時は側構体の全自動溶接機にブッたまげました。
財力ある会社って、設備にもまあ とんでもない投資をするもんだ
ってね。


さてさて、とはいえ朝からラ正門に並ぶ元気はもちろん無く、
お昼過ぎにのんべんだらりと御到着。
製作中のE233系前頭部がお出迎えです。

<前頭部>
今回ブッたまげたのは、電車の側扉の枠。

あれは見た目では一体物に見えるので、プレスか何かでボチョンと
押して作ってるのかと思ってました。でも、車体裾部の絞りが入るので
どう考えても一体物で出来ないし、たとえプレスでやっても歪みが
スゴかろうに‥‥うーん、どうやってるんだ?
と夜も眠れない日々を過ごしてました。
 ま、そんな事は無いけれど、やはりハテナマークが飛び交ってました。
んでもって、今回の工場公開で製造ラインを見て漸く謎が判明。


結局は、小分けにプレス成形したものを溶接でくっ付けて居たのでした。
溶接部を徹底的にグラインダ処理してあるので、一体物に見えたのだけど、
実際は裏側にちゃんとビードが出ていました。
勿論ひずみは出るので、型枠にガッチリ固定して溶接して、修正作業も
3工程もする入念さ。こうやって作るのか、ふむふむ。
以上、「細かすぎて伝わらない機械加工」おわり。


外に出ると、つかさ氏がヨダレ垂らしそうなスイッチャーが停まってました。

<スイッチャー>
雪掻きがいかにも雪国新潟という感じです。
その後ろには落成したE233が5両で体験乗車に使われてました。

<5両編成で体験乗車>
毎日通勤で使ってる京浜E233系なので、乗る気はしませんでしたが、
運転台の無い中間車先頭で走ってるのが、「気動車的で実に興味深い」。
そんな感じでした。ハイ。


今年の展示の目玉は、間もなく投入されるキハE120。
雪国用なので機関車同様、スカートに雪を抱き込まない様、返しが
ついていました。そのせいか複雑な形状をしてました。
模型やる人は大変そうだなぁ‥。
隣には入ったばかりの新型構内入換機も居ました。
何だかカシオペアみたいな色してるので、スイッチャーらしさゼロですね。

<キハE120と新型スイッチャー>


小1時間で帰る積もりだったのだけど、いつの間にか蛍の光が流れる
時間まで粘ってしまいました。そろそろ帰るかな、と思ってたら
スゴイ車を発見。

<GTOパトカー>
まだ生きてたんだ!とビックリです。
「今なお現役」とRM誌で特集組まれてもおかしくない貴重さ(笑)
ちょっとだけでも、エンジンかけて貰いたかったですね〜。


最後は新津駅で米坂線に向かう気動車3連を撮影。

米坂線A56>
良い具合にキハ58−677が先頭になってました。2エンジン車はだいたい
中間に入る筈なので、珍しいですね。明後日は米坂線で撮影なので、その時まで
同じ編成だと良いのですが。期待しましょう。


残りの時間で貨物とか撮影しても良いのですが、もう鉄分はお腹一杯なので
明るいうちに新発田の宿に入ってしまいまいした。
晩飯も新潟まで行くの面倒なので、新発田駅前の食堂で済まして宿に引きこもり。
ビール飲みながら仕事の配線検討を始めたのだけど、丁度やってた
「ブラッディマンディ」が面白くて全然はかどりません(苦笑)。
その後はこれまた丁度やってた「フラガール」を観てしまって、これまた魅入って
しまいーの。静ちゃんがイイ味出してたなぁ。
という事でいつの間にか25時を回って、いつもの寝る時間。


鉄ちゃんして仕事してテレビ見てビール飲んで。
旅行感ゼロですよ(笑)。これじゃ自宅に居るのとあまり変わらないね。