スバラシキバス(第9回 羽後編)

羽後交通R3

すっかりご無沙汰してしまいましたが、久々のバス特集。
今回は年末に撮影してきた羽後交通編です。

第8回仙台編


羽後交通といえば、小田急バスに似た塗装をしていますが、
特に資本的な関係も無いとのことです。
さて、今回は田沢湖営業所の車両を撮ってきました。
田沢湖営業所の特徴といえば、観光バスタイプの車両を路線運用に
使っているので、大きな正面窓内に行先表示器を装備していること。
一般的にはライト間のグリルのなかに収めてしまうので、なかなか
他社では見かけない光景ですが、そこがまた良いのですよ。


まずは田沢湖駅前にて。
やってきた三菱エアロクイーン。


が、後部は路線バス車MP218と同じ形状でした。
製造時期は一緒なので、こういった事は可能なのですが、
採用事業者の好みなのですかね?
ちなみに方向幕は路線バスは天井吊り下げ式ですが、
この車両は窓の下側に取付け台を設置して下置式になってます。


続いてやってきたのは中型路線バス、エアロミディ顔の観光バス。

もちろん後部もエアロミディの意匠です。

この車両について、
路線バス派生のエアロミディMKなのか?
観光バス派生のエアロバスKなのか?
ちょっと判りませんでした。
調べてみると、前者は車体長7mまでを差しているので、
写真のバスは観光バス派生のエアロバスKという事になる様です。
うーむ、深いですなぁ。


お次は富士重のR3ボディ。
このバスは超大型行先表示器が設置されているので、かなり
特徴的なスタイルをしています。
しかも「昭和の観光バス」といった風情が実に良いですね。

後部は同時期に生産されてた、富士重5E車とほぼ同一です。
この後姿をみると、学生時代に電車から良く見た、
小田急バス生田営業所に並ぶ5Eの後姿を思い出します。


お次はすれ違ったバスを。
日野のブルーリボン観光タイプ。いまの田沢湖営業所の主力車種に
なっているようで、車庫にもまだ沢山いました。


コチラは富士重の観光バス。
富士重路線バスの7Eとライトの形状が同一なので、
富士重製と判明しましたが、正式名称は不明です。


田沢湖の営業所に戻ると、丸目の3Rが止まってました。
よく見ると側窓が逆T字ではなく、引き違い窓になっているので、
上の3Rよりも年式が古いのかも知れません。


最後は田沢湖には場違い(?)な江ノ電バス

2008年8月末までは、相模鉄道羽後交通共同運行で
田沢湖〜横浜間にレイク&ポート号が運転されていましたが、
相模鉄道の撤退を受けて、江ノ電バスが路線を引き継いだのだとか。
そのニュースを知らなかったので、見た当初はギョッとして
しまいました。


という事で羽後交通田沢湖編は終了。旧車、珍車がまだ数多く
ありますので、また訪問してみたいと思います。