蘇我へ廃高炉見物に。

第5高炉。

たまたま昨日寄ったビレッジバンガード
こんな本を見つけてしまいました。

ワンダーJAPAN巨大工場*総特集号 (三才ムック VOL. 241)

ワンダーJAPAN巨大工場*総特集号 (三才ムック VOL. 241)

その中の記事、『消え行く第5高炉』を読んだら
工場萌えではない私も、萌え萌えして来ちゃったので
今日は雨なのに早速出かけてみました。


蘇我駅に到着すると、駅前からいきなりドカーン!と
そびえ立つ様子が見えます。


見晴らしはフクダ電子アリーナ脇から見えるので、そちらに
向かって進みます。近づけば近付くほど巨大化していきます。


そして到着。ワンダージャパン誌では周囲の建物を絶賛解体中
だったので、クレーン車やショベルカーが多数写ってましたが、
既に周辺も更地化が完了した様子で、ちょっと寒々しい光景に
なってました。


それにしても、凄まじいほどの大きさなのですが、比べるものが
無いので、あまり大きさが伝わらないのが辛い所。
高炉部分を切り出して撮ってみます。

接続されていた配管類もスパッと切られていますが、
恐らく人の丈ほどある太い管。なんだかもう、スゴイ
としか言い様がないです。


ガス上昇管の集合部付近。

あそこに登ったら、スゴイ景色が見えたでしょう。
でも操業中に登ったりしたら、さぞかし熱かったでしょうね。


4本並んだ熱風炉。ヤレた感じがイイ味出しています。
しかし、ここに熱風が吹き込む事はもうありません。


資材を引き上げる為なのか、ステージ状の構造物。
ある意味「飛び込み台」みたいに見えますが、大金積まれたって
あの先端には立ちたくないですネ。


すっかり死に絶えてしまったかに見える工場ですが、この
第5高炉以外は稼動しているので、手前を圧延コイルを積んだ
特殊車が通過したり、JFEの構内循環バスが時折通過します。


少し南に位置を変えると、高炉の側面が綺麗に取れる場所になります。

全く脈絡が無いのですが、これだけ大きな構造物を観ると
超時空要塞マクロスも、もしかしたらこんな感じなんだろうな、
なんて余計な事を思ってしまいます。


更に南に行くと、第5高炉を記念した公園がありました。
そこには高炉の仕組みと、建設当時の写真が説明板になってました。

建設当時の写真。
恐ろしい事に、「飛び込み台」に下側の梁が付いてません。
いやはや、おっかないですね。


公園には高炉を模したモニュメントが建ってました。

モニュメントと本物の高炉を一緒に撮れるのも今だけ。
それにしても、あの大きな高炉を壊す方法はどうするのか
大いなる疑問です。
まさか西部警察ばりに大爆破!とは
行かないですもんね(爆)。
今後もちょくちょく様子を見に行こうと思います。