定例会09-4(大井川編その2)

wald-Bahn2009-07-26

昨日は早くに寝て、今日は遅くに起床。
というのも、井川線の下り始発の奥泉発が9時25分
なので、寝坊し放題です。
久し振りに「本当にゆっくり」しましたよ。


さて、今日は井川線の撮影がメイン。
今日もガタゴトと井川線に揺られて、アプト区間へ向かいます。
アプトいちしろからしばらく歩いた場所で、90‰を
登る下り列車(ややこしいな)を撮影です。

いやはや、傍から見ると大変な所を走ってますね。


いま登っていったこの機関車は、長島ダム駅で解放して、
すぐさま坂を下る列車に連結して戻ってきます。
今度は縦アングルで。


さて、この後は小一時間列車が来なくなるので、
長島ダム駅まで歩いて見ました。途中にダム堤体の下まで
降りてみます。さすがにスゴイ威容です。


さて、今度は長島ダムから、奥大井湖上駅へ向かいます。
下車した下り列車の後、15分くらいで上りが来るので、
撮影地に急いで移動します。

千頭行きを後追いで撮影。
列車の向かう方に奥大井湖上駅があります。
湖上駅から井川方面へは、線路脇が一般通路になっています。
ここを歩くのでもなかなか、気持ちがスース−するのですが、
この日は保線の方が、線路の枕木を踏んで歩いて行きました。
慣れちゃうと、怖くないんでしょうかね???
さて、今日はこの辺で帰り支度に入るのですが、上り列車も
下り列車も1時間半程やってきません。
という事で、yaminabe氏とたった2人で待ちぼうけでした。
誰もいないのを良い事に、汗だくのTシャツを干したりしま
したが乾かず、無駄に日焼けしただけでした(苦笑)。


さて、下り列車が先に来たので、下車駅を増やす為に
下ってみます。そして到着した尾盛駅
奥泉ダム〜奥泉発電所間を結ぶ導水トンネルの建設のために
賑わった駅で、作業員の住む住宅や小学校もあったとのこと。
現在は一切の住居もなく、もちろん駅員も無配置です。
元々この駅に接続する道路も無いので、列車でしか来れない
本当の秘境駅でした。

10分ばかり滞在して、尾盛を後にします。


この列車は接阻峡温泉で、後ろに接阻峡まで下ってきてた
列車を連結します。要するに
DL+客車〜制御客車+DL+客車〜制御客車
という二階建て列車なのです。電車ならばよくある話ですが、客車だと
珍しい運転形態ですね。

奥大井湖上駅を出た所で撮影。編成の中央にDLが挟まっています。


さて、2階建て列車と言う事は、全部で14両の重量列車となります。
そのため、アプト区間では勾配用機関車は重連のがやってきます。

側線で寝てたED901+ED902。恐らく、一日でこの為だけに
運用に入るのだと思います。無論、定期的に重連の組替えは行っている
でしょうけど、ちょっと贅沢な運用法ですネ。


そして千頭に到着。何故か雨が振ってきてしまいましたが、
タイミング的には丁度でした。奥大井湖上なんかで降られた日には
目も当てられなかったですよ。
豪雨に近い雨降りの中、構内からはSL川根路号が出発していきました。

出発時は最後尾のELも列車を押すのですが、線路はSLの油で
ギトギト、折からの雨もあって、激しく空転しながら出発して
行く様子がカッコ良かったです。


これにて大井川鉄道井川線を廻る定例会は終了。
トロッコ列車が楽しめたし、アプト区間も通過できたし、ダムも2つも
見れたし、ダム湖上・山中の秘境駅にも行けたので、思いの他出来る事
盛りだくさんで楽しめました。睡眠もたっぷり取れたし。
なかなか実りが「多い川鉄道」でした。チャンチャン♪