スバラシキバス(第15回長崎バス 千々線)

長崎バス2118

第15回の今回は、先日乗車して来た長崎バスのレポートです。
千々線、茂木〜大田尾線、飯香の浦線、白木団地付近と、4回に
渡って長崎の狭隘路線をレポートします。
前回:第14回都バス編


最初の今回は長崎バス千々線です。
溝川〜長崎駅前〜茂木〜千々という経路で走る路線で、概ね2時間に
一本設定されています。所要時間は全部で1時間半程です。
溝川〜時津間は国道207号線、時津〜長崎駅前〜大波止間は
国道206号線を走ります。このあたりは市街地なので、道幅も
広く普通の路線バスと言った感じです。大波止〜茂木間の
国道324号線に入ると、少々雲行きも怪しくなりヘアピンカーブや
道幅も細くなってきますが、さすがに国道なのでオレンジ色の
センターラインもあり、すれ違いもまだ何とかなります。


茂木の交差点を過ぎると、県道34号線に沿って南下を開始します。
同時に目の前に天草灘が広がります。この後、千々に到着するまで
車窓の左側にこの海が見え隠れします。


県道34号線は基本的には、1.5車線のセンターラインなしの道路です。
宮摺地区までは断続的に道路が改良されており、行き違い可能な
場所は増えていますが、対向車と鉢合わせるとどちらかが必ず
待避所までバックで引き返すことになります。


バスは宮摺止まり、千々行きが1時間おきに設定されているのですが、
宮摺止まりのバスが宮摺に到着後に、千々発のバスが宮摺を通過する
ダイヤ設定になっており、狭隘部での離合を避ける様になっています。


宮摺〜千々間は2006年に大雨による道路陥没があり、数ヶ月不通になり
バスも運休した区間です。南中バス停付近は当該の崩壊地なのか、
法面工事を行っていました。


千々線終点の千々へは、狭隘かつ曲がりくねりながら
90mの標高を一気に下ります。
坂を下リきったところにあるちょっとした三叉路が
終点の千々です。ホントにここが終点?と思うほど集落の
真ん中で、住宅以外には何にもない所です。


到着したバスは、三叉路でおもむろに方向転換をして長崎駅方面
のバス停に据え付けます。ここでは誘導員による誘導もなく、
運転手さんの腕とバックモニターだけで行います。


こんな感じでバスは15分ほどで折り返してしまいますが、ここに
取り残されても2時間どうしようもないので、そのまま折り返しの
バスで戻りました。
その時に、行きの車窓で見つけておいたポイントでバス撮影を
しました。
生まれて初めてのバス停間でのバス風景写真(笑)
鉄道ならこんな写真は何度も撮ってますが、バスでは初めてです。
炎天下を1時間待って、海沿いの道をバスが曲がってくる写真を
撮れました。

バス停では二見茶屋が最寄です。


これで千々線レポート終了。
本数は少ないものの、狭隘区間を楽しめる路線です。
飯香の浦線と絡めての乗車も可能なので、ぜひ一度
乗車してみてはいかがでしょうか?


次回は茂木・大田尾線をレポートします。
お楽しみに。