信濃川発電所。

wald-Bahn2010-04-29

小千谷からのタクシーにて。


私   「発電所までお願いします」
運ちゃん「この雨のなかご苦労サンです。大変ですね」
私   「ええ、まあ。」
運ちゃん「本社の方ですか?」
私   「んぁ???」


どう観ても私服バリバリの私でしたが、運転手さんには
発電所の本社の方に見えたようで‥(汗)何ででしょう?
ともあれ、JR東日本信濃川発電所が一般に公開となる、
と言うので行ってきました。


ニュースにもなりましたが、発電所は制限量よりも多く
取水していたと言うことで、行政処分を受け、現在は発電を
中止しています。案内の為に社員さんがこの大雨の中
立っていましたが、先の件もあり、皆さん頭を深々と
下げてくださります。冷やかし度120%で来た身としては
逆に申し訳ない度120%になりつつ、発電機室へ。

ものすごいデカさの発電機が5基並んで据え付けてあります。


発電は中止しているとはいえ、農業用灌漑水の取水も兼ねている
とのことで、1基のみ取水→放水はしているとのコト。
そのため、当該の発電機(水車)は回っています。
(判りにくいですが軸は回転してます)


見学は引率の所員さんと一緒に20名位のツアーで回ります。
折角なので質問してみたのですが、どうもよく判らなかったのが
発電と水車の関係。
てっきり発電量を多くするには、水量を多くして水車の回転数を
早くすればいいのかと思いました。
しかし、所員さん曰く発電量に関わらず一定の水車の回転数で回すのが
水車の効率が一番いいとのこと。つまり、水量は一定。水車の回転数も一定。
じゃあ、発電量はどうやって制御するんだ?というのが謎。
所員さんも他の素人氏の質問攻めに合ってたので、あまり食い下がるの
どうかと思ったので自粛。謎だけが残りました。


建屋の概観。4番目の放水口から水が流れているのが判ります。


鉄塔萌えな風景。


帰りは駅まで歩いてみました。ついでに発電所裏の導水菅を眺めます。
何だか直径2m程の導水菅が5本並んで、スゴイ迫力。


貯水池も行って見ましたが、発電はしていないので、
当然水も溜まっておらず、ちょっと寂しい風景。
でも池の外周は桜並木が続いていて綺麗でした。

という事で、今日はそれだけ見学して、へぎそばも
温泉も入らずに帰ってきました。
さて、今日の謎について、どうやって解決しようかな。